数ある塗料の中で弊社がおススメする商品は、パーフェクトトップとファインパーフェクトベストの2つ。
いずれも、日本初の塗料メーカーとして業界を牽引する日本ペイントのパーフェクトシリーズのラインナップ商品です。
それぞれ、外壁用と屋根用との違いはあるものの、「ラジカル技術」を用いた耐候性は、これまでの主流であったシリコン塗料と比べて高く、なおかつ、価格帯は同程度といった理由から、近年人気が上昇しています。

ラジカルとは

ラジカル塗料の「ラジカル」とは、「紫外線・水分・酸素等による塗膜の劣化・破壊を促すエネルギー（劣化因子）」のこと。
「ラジカル塗料」とは、この因子を制御（ラジカル制御）する機能を持ち、さまざまな要因からの劣化を低減させることで耐久性を高めた塗料です。
ここでご紹介するパーフェクトトップ、ファインパーフェクトベストもラジカル塗料に分類される商品で、夏の紫外線や台風の風雨、ジメジメとした梅雨といった、気候の影響から大切な外壁や屋根を守ってくれます。

チョーキング現象の抑制

ラジカル塗料がもつ魅力のひとつは、「チョーキング現象」を抑えてくれる点。言葉のとおり、塗料に含まれる白色顔料（酸化チタン）がチョークの粉のように表面に浮き出てくる現象で、白色もしくは淡色の壁で顕著に見られます。
実はこの現象、それもまたラジカルに起因するため、ラジカルを制御することでチョーキング現象に効果を発揮します。
こうした点からも、ラジカル塗料を使用することは外壁や屋根の耐久性と対候性を上げ、大切な家屋を長持ちさせることにもつながるのです。

外壁や屋根には、いうまでもなく、雨や雪といった水分が必ず付着します。
しかし、この状態を放置してしまうと、落としにくい汚れの原因に。親水化技術により、塗膜表面の汚れを洗い流すことで汚染防止を実現します。

塗料にはいくつかの種類がありますが、素材として「シリコン」を利用したシリコン塗料がもっとも普及しています。
シリコン塗料が普及する前はアクリルやウレタンといった塗料が主流で、耐用年数はそれぞれ5～7年程度と、長年住み続ける家屋からしてみれば、短い期間でのメンテナンスが必要となっていました。

しかしシリコンは、そうした塗料よりも若干高価なだけで、7～13年ほどの耐用年数を実現。
現在では普及率No.1の座を手にしたのです。
こうした状況に一石を投じたのがラジカル塗料です。シリコン塗料と同程度の価格帯にもかかわらず、より長い耐用年数が特徴。
また、初期費用や耐用年数だけでなく、防藻・防カビ機能によるメンテナンス料の節約も含めると、トータルコストの観点からも高パフォーマンスといえるでしょう。

耐用年数が長いことは、コストの面ではとても重要な要素ではありますが、それだけでは優れた塗料とは言えません。
やはり、もっとも「見られる」場所である外壁・屋根は、やはり「綺麗・美しい」という要素こそが、もしかしたら一番重要なのかもしれません。

光沢性外壁用

外壁用塗料のパーフェクトトップは、ポリマーが塗膜間の隙間を埋めるため、緻密な塗膜形成が可能となり、高い光沢性を実現しました。また、つやの度合いも、「つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り、つや消し」と調整ができるので、外観デザインにあったものを選ぶことが可能です。

豊富な色数屋根用

屋根用塗料のファインパーフェクトベストは、26種類という幅広い標準色を用意。デザインや周囲の雰囲気、状況に応じて選ぶことが可能です。

今回ご紹介したパーフェクトトップ、ファインパーフェクトベストは、いずれも塗料業界におけるリーディングカンパニー、日本ペイントが開発・発売している商品です。
また、これらが属する「ラジカル塗料」自体も、実は2012年に同社が初めて「パーフェクトトップ」として開発・商品化したもの。私たちも多くの現場で採用しており、塗装後、約10年経過した現場もありますが、評判もよく嬉しいお言葉もいただいております。
また、用途に応じたさまざまな種類の商品を「パーフェクトシリーズ」として発売しています。

施主様からすれば、作業性は関係ないように思われがちですが、塗料は塗り終えてはじめて『商品』と言えます。
それには、塗装職人の使いやすさ・塗りやすさ等の作業性も重要。
ポリマーハイブリッド効果により、塗料の伸びがよく、飛散がしにくいなど、塗りやすさの面でもすぐれた商品です。

外壁用塗料：パーフェクトトップ

屋根用塗料：ファインパーフェクトベスト